GRRシート工法
特徴
GRRシート工法は、軟弱地盤の支持力増加と不同沈下および沈下量を低減する事が可能な工法である。これらの効果は地盤調査結果に、地質、その他性、地下水位、周辺環境などを精通して設計された砕石転圧とシート敷設により生ずる。
GRRシートを挟み込んだ砕石層は個々の骨材が互いに絡み合い、荷重が骨材を通じて鉛直力や水平力に分散と伝達することで荷重分散効果が生ずる。これによるシートの強い引張り力により施工地盤のせん断耐力が増大し、地盤強度向上に寄与するものである。GRRシート工法の特徴は以下をご覧下さい。
- 工数が少なく、かつ全て目視で確認できる工程であるため、施工管理が確実にできると共に工事施工時間の短縮ができる。
- 深層混合処理工法や小口径鋼管杭工法と比較し、経済性に優れている。
- 周辺環境に対して汚染、工事施工時の騒音、振動などの影響を与えない。
- 施工において打設機やアースオーガー等の重機を使用しないため、狭い場所やアプローチに段差のある敷地等でも施工が可能である。
- 深層混合処理工法や小口径鋼管杭工法と比較して施工深度が浅いため、文化財埋蔵地域での施工が可能である。
- 使用する材料の品質が長期にわたって安定している。
公共でも採用されている事例
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